隨心院境内

およそ58万平方メートルに及ぶ広大な敷地は、総門を入り口とします。石畳の参道を抜けると、長屋門薬医門と続き、そこから大玄関を臨みます。境内で大きな面積を占めるものに小野梅園があります。 小野の名称は、この地域が日本の古代における有力豪族のひとつであった小野氏の居住地であったことに由来します。遅咲きで知られる薄紅色のはねず梅、白梅や紅梅など約200本の梅が植えられており、江戸時代に刊行された「拾遺都名所図会」にも記される、京都を代表する歴史ある梅園のひとつです。また、六歌仙の一人で、絶世の美女ともいわれる小野小町隠棲の地でもあり、境内には小町ゆかりの化粧井戸文塚などの旧跡、伝承にまつわる遺跡がいまに伝わります。桜、しゃくなげ、つつじ、紅葉、銀杏などの花木で、一年を通じて美しい景観を見せています。

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    屋内案内図

    小野小町と隨心院

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